ハッとさせられるドラマ「アノニマス~警視庁”指殺人”対策室~」

エンターテインメント

最近見始めたドラマが「アノニマス~警視庁”指殺人”対策室~」。香取慎吾さんが出ている刑事物で、まさに今の時代のドラマって感じで面白いんです。普段ドラマはあまり見ないんですが、今回はちょっとはまってしまいそう。

リアルタイムではテレビ東京で月曜日放送中なのかな?ごめんなさい、東京じゃないのでよくわかりません。私は火曜日に「アマゾン ファイヤーtvスティック」のTVerで見ています。

香取慎吾さんのドラマをじっくり見るのは何年ぶりだろう?もう、すっごい昔の「ドク」以来かな?ベトナム人役の香取慎吾さんを見て「凄い演技上手いなぁ~」って感心したのを思い出します。

今回は、渋くて陰のある(融通のきかない)ちょっと問題ありのベテラン刑事ってとこでしょうか?こういう役も、なかなかはまってますね。香取さんは、元SMAPでは一番若いのかな?そんな香取さんも渋い役を演じるようになったとは、自分も年を取るわけだ。

「アノニマス~警視庁”指殺人”対策室~」レビュー

「指殺人対策部」で取り扱う事件は、ネット関係のものです。SNSとかで誹謗中傷をする人や、それによって傷ついた人を守る部署のストーリー。

2月1日放送の「消せない過去」は、ライターの仕事をしていた自分としてもちょっとドキッとする内容でした。特にライターが言った言葉「自分はネット上にあるキーワードを並べただけだ」「安い単価でたくさん記事を書くしかないんだ」、そして記事を公開している管理人は「ライターに黙認している」。

実際、ライターがネット上の情報を集めて記事を書くことは珍しくないんです。ライターの仕事にも色々とあって、今回のストーリーのようにゴシップ記事を書かせるクライアントもよく見かけます。書き方は、ネット上(SNS含め)から情報を集めてまとめる。根拠を求めるクライアントもいれば、あまりこだわらないクライアントもいる。2000文字以上で500円以下とか安い単価で書かされて、クラウドソーシング経由ならさらに20%も手数料取られてしまうというのも事実です。

結局誰が悪いのか?と言えば、SNSで誹謗中傷する人、その情報を集めて記事を書くライター、その記事をサイトに掲載する管理人、全員なんですよね。

知らず知らずのうちに自分が犯罪者になっているかもしれない今の時代、なんか恐いです。

SNSで何気なくつぶやいただけでも人を深く傷つける時代

去年はSNSの誹謗中傷で傷ついて自らの命を絶った人がいましたよね。誹謗中傷だけではなく、悪気無く自分の思ったことをつぶやいて、それが拡散されて大騒ぎになったのも見たことあります。特にコロナ関係はすぐに拡散されますからね。

トイレットペーパーが不足するというデマが流れたのもSNS(ツイッター)です。

SNSでは常に自分の発言に責任を持たなければなりません。でも、ツイッターって最初は気軽につぶやくのを楽しむSNSじゃなかったでしたっけ?いつの間にか本音をつぶやくのも恐いSNSになってしまったんでしょうね。

最近はたった数行のつぶやきさえも、考えて考えて書くようになり、だんだんつぶやく事さえも面倒になってきました。結果「やらなきゃ良い」と思うようになって、SNS(特にツイッター)からは距離を置くようになった私。そのせいか、最近は気持ちがとても穏やかになった気がします。

そんなわけで「アノニマス~警視庁”指殺人”対策室~」は色々と考えされられるドラマでした。次回のストーリーも楽しみです。